AMP化をしたのですが、アクセス減少
AMP化したのですが、結論から書けば、アクセスが下がりました。しかも数ヶ月間に渡って。
大体2割程度のアクセスの減少が起こりました。
とはいえ、その元のアクセス数はひと月あたり、5000から1万アクセス以内いったところなので、元々のアクセス数が少ないため、より減少が顕著となったのかもしれません。
AMP化によるメリットとして、読み込み速度が早い事は理解しますが、少なくとも私が記述しているような個人の零細サイトにおいては、メリットよりもデメリットのほうが大きいように思えてなりません。
またAMP化の構築のためにはCSSやHTMLを変更する必要があるため、それらの手間を考えた場合、より慎重にAMP化の決断をするべきでしょう。
少なくとも私は、「行わなくても良い事」を必死になって行なっていた、という気がしてなりません。
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AMP化の方法
AMP化の方法として、デファクトスタンダードとしてみなされるWordPressのAMPプラグインを用いました。
AMPプラグインはHTML5とCSS「のみ」での記述となるため、JavascriptやJqueryなどを多用しているサイトだと、標準ページとの整合性を保つのは面倒なことかもしれません。
私もそのAMP化のテンプレートに対して現在のスマートフォン版のWebページをどこまで再現するか、の問題があったのですが、とりあえず全体的なレイアウトだけは見せるという状態にしました。
また現実的にAMP化したとしても、そのAMP化したページがGoogleにインデックスされなければAMPが有効に機能しないため、現実的にAMP化されたスマートフォンページとAMP化されてないスマートフォンページの両方が混在するという状況が確実に生まれます。
それらのアクセスの低下、サイトの再構築などの手間、デメリットを考えた場合、AMP化よりも、サーバの速度改善などによって、レスポンスを上げたほうが良いのかもしれません。少なくとも私のサイトでは効果がなかった、ということで。
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AMP化の代替としての高速化
今後、携帯電話回線で5Gなども出てくるでしょうから、グーグルに依存したレスポンス速度の向上よりも、最初から軽量なサイトを構築することを目指すほうが中長期的には良いのかもしれません。
実際、企業サイトなどにおいても、企業の「名刺」的なサイトであれば積極的なアクセスの獲得は狙っていないでしょうし、逆にブロガーなどのサイトであれば今度は予算的な問題が出てくるでしょうし、今の所、どっちつかずの技術とも考えることができます。
とりあえず、考えられるのはAMP化をしたいと思うのであれば、しっかりべき技術のある人と組んで方が良いと思います。
そうでなければCSSのクリーンな状態から自分で直していかねばならないのですから。
文章を書けるだけ、ブログを書けるだけ、という状態で独自でAMP化を行うのはやや厳しいのではないでしょうか。
実際のところAMP化については、今のところは、
「将来的には、そのような技術の普及する可能性がある」
との認識で良いと思います。
実際にウェブサイトを運営されている場合は、おそらくレンタルサーバーで行っている方が多数だと思うのですが、そのレンタルサーバーの中において特にWordPressの場合、それを高速化する方法も多数ありますので、ワードプレスのレスポンスの改善をした方が、サイトの全体の評価という意味でも良いと思います。
AMP化の重要性が指摘されることはありますが、それらは何十万アクセス、といった数のアクセスがあるような状態には、検討してもよいのかもしれませんが。