受講生
下は専門学校卒のほぼ新卒さんから上は超有名企業を管理職として退職された方までさまざま。正直な話、ピンキリです。
そもそも技術云々の前にコミュニケーション能力としての会話能力が…。な人がいたような。ちなみに男女構成比では私のいた科では女性が数名…。
とはいえ、プログラムをお仕事にするって、本当はすんごくコミュニケーション能力が必要なのですけれど。
クライアントと構築前に、適切な仕様書を作ることさえできれば、プログラムは自ずと出来上がるようなものなのですから。
全体の講習レベル
決して低くはないと思います。
工業高校の内容を、より現実に即したカリキュラムに置き換えた、とでもいいましょうか。極力難しい原理は排除して実用面に焦点を当てたカリキュラムに思えました。
実際、プログラムは頭で考えるよりも、自分の手を動かしてコーディングして、コンパイルして、バグ取って、終わりの無いかのようなループを経験してこそ、身につくものでしょうし。
あと、私の担当だった教官はあるjava言語について非常に詳しく、(それを以前教えていたらしい…。)その分野もだいぶ教えてもらいました。それらの経験がその後、Androidを開発する際に役に立ちました。
ただ、今考えてみると、よくぞあの知識レベルでJavaを触ろうと思ったな、私。今私はphpなどのスクリプト系をメインにさわっているのですが、Javaって、ひたすら処理の手続きが長い言語、というイメージがあるのです…。
当時、それを自分で+アルファで勉強しようとしたって、勢いとモチベーションって重要、と我ながら思ったり。
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実際の学習内容など
一日の流れ
朝9時から15時まで。休憩は午前15分、午後15分。
週に2回程度補講と呼ばれる英会話、面接対策などの1時間程度の講義が放課後に(強制参加)であります。
大体の時間配分として
講義1:実習2.5
のような感じでしょうか。
職業訓練が大前提であるので実習がメインですね。
今考えるとこの時行っていた「実習」というのは、ひたすら演習を行いながら、基礎ロジックをひたすら考えてコーディングを行う、という「車輪の再発明」に他ならない内容なのですが、訓練として考えると、基礎部分をじっくりと腰を据えて取り組む、というのは極めて重要な事かと。
しかも、訓練校で、金銭的には一定程度の保証もされているわけですし。
ある意味、お金をもらえながら勉強する行為って、これ以上無い幸せかと。たとえそれが半年であっても。
そこで、堕落してしまうか、自分のその後の生活の糧とするか、それはその人、本人次第でしょうけれど。
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