スマホで仕事はできるか?
まず結論から書きます。スマホで仕事ができるのか? その答えはイエスでありノーである、と私は考えます。
なぜ、そのような2極化したような答えを出すのか、と問われると、状況によって全く答えが変わるからです。
一番有名なってころではホリエモンこと、堀江貴文氏は、ほとんどの仕事をスマホでこなしている、と豪語しています。
これは若干の誇張があるかも知れませんが、事実の部分も大きいのではないか、と考えています。
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スマホで仕事は「できる」
なぜ、それが事実なのか、そして、スマホで仕事ができるのか。
まず前提として、スマホで「自分は指示を出すだけ」の仕事の場合は、スマホで仕事を完結する事は可能でしょう。
また、それらの指示を出しやすいようなアプリやウェブ上の仕組みを作らせる事も予算があれば可能でしょう。
私はあるウェブ系のお仕事をしているのですが、そのつながりで、某大手IT系企業の大代表者の講演会の裏方をした事があります。
従業員数、おそらく千人近くの企業の代表の方ですが、その方は常にスマホを持っていました。待ち時間だろうが、楽屋だろうが。
壇上で公演する時すら、スマホを肌身離さず持っている、ある意味、スマホで仕事の少なからぬ部分を行っている証拠でもあるでしょう。
これらから考えられる事は、スマホで仕事ができる、とは、
スマホで仕事をするための枠組を作る事ができる
もしくは、現実的には、
スマホで仕事をするための枠組みを作「らせる」事ができる
という状況下にあれば、スマホで仕事ができる事になります。
確かに部下からの補助報告等をいちいちパソコンで見る必要ありません。指示等についても、短文であればスマホで行う事が可能です。
では、一般の人々が、そのようなスマホで指示をする事もできる環境保護を得る事ができるのか、と考えた場合、おそらく多くの人々、8割9割の人々無理でしょう。
スマホで仕事を行う場合、一般の人々ができる事はせいぜい簡単なメールを書く事、そして、資料を読む事、位ではないでしょうか。
スマホの音声入力は確かに識字率が向上しているものの、いまだに人様に読ませるための長文を作るためのツールとしては、スマホだけで完結するには貧弱です。
文章は良いとしてもエクセルなどは論外でしょう。
また、バッテリーの持ちも、外付けバッテリーパックを用いるなどの方非常にアナログ的な対応しなければ使いものにならない状況です。
また、資料についてはPDFの資料を読むにはあまりにも画面が小さすぎます。
つまり、スマホで仕事ができる、とは、ある意味、正解であって、ある意味、間違いです。
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余談として
スマホで仕事をする、とネットで検索した場合、大体怪しい情報商材系のページが出てきます。
スマホだけで仕事ができる、スマホ1つで世界中を飛び回って仕事をする、と、まるでバラ色の理想の生活のができるかのような提案がされますが、いやいや、情報商材屋の思うツボではないのかな、と私は思ったりします。
スマホで仕事ができる状況にあたる1割の人とは、しかるべき地位や、しかるべきお金があるからこそ、それができる事です。
残りの8割9割の人は仕事の効率化のツールという意味では現実的かも知れませんが、仕事を完結するのは無理でしょう。
それどころ、スマホで仕事ができる、と謳った情報商材に騙される確率さえある、という、非常に2極化した状況なのではないでしょうか。