新しいガジェットは飛びついて買う必要はない
今、スマートフォンなど様々なガジェットが発売されていますが、私はこれらのガジェットについては基本的に、一般に普及した後に買う、つまり価格が「こなれて」から買えば良いのではないかと思うのです。
一例として、初期のパソコンやスマートフォン、それらの新しいガジェットが発売された直後の製品は、実用性すら疑問がある製品が堂々と売られていた事は事実です。
それはメーカーの思惑としては、先行的にそれらの新概念のガジェットを売り、それらの市場からの意見のフィードバックにより、より良い製品を作るためのパイロット商品と考えることも出来ますし、また先行商品であるがため、価格が高くなってしまうこともあります。
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かつての家電と今のガジェットの決定的な違い
例えば今の例で言えば、スマートウォッチでしょうか。これはiWatchなども言われているのですが、バッテリーが実用に耐えない、もしくは使い勝手がいまひとつ、などの意見がありますが、おそらくあと5年から6年すれば非常に使い勝手の良いガジェットになっている、「かも」しれません。
私はその時になったら欲しい気はします。ただ、正確にはアップル社製品ではなくandroidで使うことのできる製品を、となりますが。
家電製品を買ったはいいが、使わない、それが押入れの肥やしになっている、などはよくある話です。ただ、それは家電製品は押し入れの肥やしになったところで、別にそれを何年後かに使おうとすれば使うことができたのですが、今のデジタルガジェットはオペレーションシステムの関係などで、数年経過すると使うことができない致命的な問題を抱えている場合もあります。
特に最近のオンラインでのサービス提供などを前提とした製品であれば、その傾向はより顕著な者となります。
自分の務める会社で、ある特定分野に使用しているAndroidの古い機種があるのですが、そのアンドロイドのOSバージョンは2.1であるため、現在では新機能アプリケーションを入れる事すら不可能となっています。
もちろん、そのAndroid機材はネットワークにつなぐ事なくスタンドアロンで使っているため、それで問題がないのですが。
とはいえ、ネットワーク使用を前提とした機材のアップデート「切り捨て」問題は、より深刻に認識されても良いのではないか、と考えてしまいます。
また、スマートフォンの中にオペレーションシステムが入っているため、そのオペレーションシステムが陳腐化してしまうと、セキュリティ面での危惧、もしくはブラウザなどの一般的なソフトすら満足に使うことができない事態になってしまいます。
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新しい概念のガジェットの購入方法
そのような意味で、新しい概念で作れたガジェットを購入する場合は、昔よりもより慎重な見極めが必要なのかもしれません。もっとも、お金がある人は、そのような新しいガジェットを買う行為自体が楽しい時間だと思うので、それはそれで良いと思うのですけど。
そのような意味で、今のオペレーティングシステムが載っているガジェットとは、それが新しい概念で作られたものを買うという行為は、お金と時間に余裕のある人が、買い、利便性と、ある種の不便さ、それらを様々にダメ出しされ、ブラッシュアップされた後で買えば良いのではないか、と私は考えています。
もちろん、それらの不完全な機材を囃し立て褒め称える雑誌メディアやブロガー達が存在することも問題ですが。
雑誌の場合はメーカーからの機材提供による、もしくは原稿料の提供による取材記事であったり、ブロガー達はアフィリエイトでの小遣い稼ぎ目的の記事である事が多々あるでしょうから。
それらの新製品についての記事者は斜めに構えて読むのが一番幸せな読み方でしょう。
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