J1とJ2の違いって?
天皇杯とは、カテゴリーの違いを超えたサッカーチーム同士の対戦をする事のできる唯一の場とも言えるかも知れません。さて、J2愛媛FC vs J1大宮アルディージャが、なんと愛媛県のニンジニアスタジアムで行われる事になっため、これを見ない手はない、と言う事で行って参りました。
平日の19:00キックオフですが、今回は買い物の時間なども極力減らしため、スタジアムに30分前に到着する事ができました。
個人的な考えですが、J1とJ2のチームって、そんなに違いがあるものなのか、と私は思っていました。確かにJ1の上位チームは強いのかも知れませんが、大宮アルディージャは、天皇杯の当日時点ではJ1の下から3番目なので、そんなにJ2と大差ないのではないのか、と思っていたのですが…。
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圧倒的な技術力
さて試合開始てす。
見ていて一番最初に気づくのですが、J1大宮アルディージャの選手達
なぜボールがパスを受けた時にピタリと止まるのでしょう
まるでボールがラジコンであるかのような動き。私も彼女もサッカーの戦術については素人同然ですが、この事実だけで驚愕。しかも、天皇杯ですから大宮アルディージャ側は「普段は控え」の選手を投入している、でしょうし、明らかにJ1とJ2の技術の差を見せつけられました。ともかくパスの精度が凄まじい。あと、試合後に詳しい人から聞いたのですが、大宮アルディージャ側は「緩急の付け方が非常に上手い」とのこと。なるほど…。
で、愛媛FC選手、ボールを触らせてくれない。
これで大宮アルディージャ、J1の下から3番目って…。
昔、隣の徳島ヴォルティスがJ1に昇格して1年でJ2に戻ってきた事がありましたが、まさしくJ1とJ2の「違い」が目の前で繰り広げられているのです。
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でも技術で勝つわけではないのです
前半はボールに触らせてくれないで愛媛FCですが、後半、大宮アルディージャに先制点を入れられた後、なんとラスト4分位に近藤選手が同点ゴール!
素晴らしい。こういう、「最後の最後まで粘りきる」、この傾向はすごく重要な要素です。
特に愛媛FCにはこういった「何が何でも勝つ!」という意識が重要かと。
延長線突入!
延長線の時間は15分x2。しかも、延長線開始まで5分位しかインターバルなし。
色々試合を見にゆきましたが、延長線を見たのは初めてです。これは両チーム選手、明らかにバテバテ。もうこうなると技術云々よりも「気力」の世界なのかも知れません。
愛媛FCサポ、大ノリ!
私もゴール裏にいたのですが、もー、サポータ盛り上がる盛り上がる。
コールリーダーが、
「明日は仕事ですが、それは今は忘れましょう!」
こういうノリは現場に来ないとわからない。最高。
さて、延長線の試合としては、愛媛FCが大宮側ののファールによりPKを獲得、そして、近藤選手がまたしても得点を取るという、何と言うドラマチックな展開。
ところが、大宮これで黙っていない。延長線後半終了間際に同点にされてしまう…。
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最後にJ1の大宮が意地を見せる
そして、なんと大宮が点を取った数分後、後半のアディショナルタイムで愛媛FCがファールを取られてしまい、そして、PKによって惜しくも敗退…。
なんだかスッキリしない試合内容でした…。(一体、何が起こったのでしょう…)
どちらにせよこの時点では同点であったので、再延長はなく、PKになる可能性が高かったのですが…。
サッカーの面白さを凝縮した試合でした
試合は負けてしまいましたが、試合全体としては、非常に面白い試合でした。
目の前でJ1チームとJ2チームとの対戦を見ると、カテゴリ分けの意味とは何なのかを、まざまざと感じさせられる試合でした。確かにJ1チームの技術は凄まじいものがあります。
とはいえ、技術だけで勝つわけではないし、何が起こるかわからない、それもサッカーですし、実際、愛媛FCも良いところまでゆきました。
余談ですが
なぜ、J1とJ2の試合が見れるのに900人くらいしかお客さんこないのだろう…。
確かに、平日、かつ、J1下から三番目の大宮アルディージャで、天皇杯ですけれど…。
すんごく、もったいないなー。四国でJ1の試合が見れるなど、滅多にないのに。
さて、愛媛FC,リーグ戦に向けて切り替え!
ここで愛媛FCは気持ちを切り替えて、リーグ戦に全力投入しかありません。
勝たなきゃお客さん来ないし、お客さんが来ないと、良い選手も来ない!
リーグ戦で勝って、勝って、勝ちまくってもらいたいと思う今日この頃。
※おまけ※
で、「さすがJ1、技術が違う!」とか書いていたのですが、2018年はアルディージャ大宮はJ2に陥落…。J1の実力って凄まじいものがあるのでしょうね…。